施策やターゲット設定に困ったらおすすめ！販促アンケートの実施方法とポイントを解説

公開日：2023/11/10

販促アンケートの実施には、いくつかのポイントがあります。ポイントを踏まえてアンケートを作成することで、販促による売上向上を期待できます。販促アンケートのポイントとともにアンケート結果の活用方法も解説するため、販促施策の実施方法に悩んでいる事業者の方は参考にしてみてください。

販促アンケートとはアンケートは2種類定量調査定性調査販促アンケート実施の流れとポイント 1. アンケートの対象者を決める 2. アンケートを集める方法と期限を決める 3. アンケートを作る 4. 実際にアンケートを依頼する 5. アンケート結果を分析するアンケート結果の活用方法強みを知って販促につなげるターゲット設定を修正する販促アンケートは効率を考えて実施しよう

販促アンケートとは

販促アンケートとは、記述式で購入理由や不安などを聞き、回答を利用して広告のコピーを作ったり改善を行ったりして、販売促進につなげる目的のアンケートのことです。

アンケートを実施することで、顧客の心理や自社商品やサービスの強みが理解でき、ニーズに合った販促が可能になります。

アンケートは2種類

アンケートは大きく分けて以下の2種類になります。

・定量調査
・定性調査

それぞれについて解説していきます。

定量調査

定量調査は選択肢の中から、一つ以上を選んで回答するアンケートを指します。よくTVのアンケートで行われる「Aが〇％、Bが〇％」といったような数値化できるアンケートのことです。効果測定や傾向を掴むのに適した方法といわれています。

定性調査

定性調査は、対象に自由回答を求めるアンケートのことです。率直な意見や感想を知りたいときに使うアンケート方法で、具体的な数値では表れない顧客の本音や価値観がわかるメリットがあります。

販促アンケート実施の流れとポイント

販促アンケートを実施する際の流れをまとめました。

アンケートの対象者を決める
アンケートを集める方法と期限を決める
アンケートを作る
実際にアンケートを依頼する
アンケート結果を分析する

それぞれについて解説します。

1. アンケートの対象者を決める

アンケートの目的を踏まえて対象を設定します。まずは仮説を立てて何について調べるかを決定しましょう。

例えば「競合と比べて値段が高いから売上が上がらない」という仮説を立てた場合、対象は「競合を利用した人」になります。効果的に利用できるデータを取ることを重点に置いて検討しましょう。

2. アンケートを集める方法と期限を決める

アンケートを集めるための代表的な方法は、下記の3つです。

・メール
・SNS
・Webサイト

期間が長ければアンケートの数は増えますが、特にこだわりがないのなら1〜2週間がいいでしょう。

3. アンケートを作る

効果的なアンケートのコツは以下の通りです。

設問は負担を感じない程度に絞る
選択肢の数を考える
1つの設問で複数の質問をしない
さまざまな解釈ができる質問をしない

回答しやすく、分析しやすいものになるように作成することが重要です。

4. 実際にアンケートを依頼する

アンケートを依頼する際に以下のことを記載しておくと、回答率の向上が期待できます。

依頼者の素性
アンケートの使用目的
回答にかかる時間
第三者への開示について
報酬について

回答者の印象をあげて回答率を高めるために、これらを記載するようにしましょう。

5. アンケート結果を分析する

分析方法は以下のような方法があります。

・クラスター分析：回答者の属性または結果から特定のグループに分けて対象を分類させる手法です。顧客層の特性や、店舗の取扱商品構成などの分析に向いています。

・アソシエーション分析：データ間における相関関係を見つけ出す手法です。商品陳列や在庫管理などに利用され、ECサイトの場合おすすめ商品を提案するのに役立ちます。

・決定木（けっていぎ）分析：1つの回答に対して関連度の強い項目から分岐して、ツリー状に整理する手法です。ターゲット選別や購入者の予測分析に向いています。