SNSでの投稿に条件を設けて抽選を行い、プレゼントを配布するキャンペーンのことです。InstagramやX(Twitter)などのSNSが主流となっています。
SNSのプレゼント企画のメリットは「商品PR」と「フォロワーの獲得」ができることです。SNSのユーザーの中にいる既存顧客や潜在顧客に対して効果的にアプローチするとともに、キャンペーンを通じてフォローをしてもらうことができます。
Instagramハッシュタグキャンペーンの実施方法は以下の通りです。
1. 実施目的を決める
2. 媒体と手法を決める
3. 抽選方法を決める
4. 効果測定を行う
それぞれについて解説します。
自社の商品やサービスの認知拡大や新規フォロワーの獲得といった具体的な目標を決めます。フォロワーを増やしたい場合は、応募条件にアカウントのフォローを条件に組み込むというような形です。目標達成に近づけるようにキャンペーンの参加条件を設定しましょう。
XやInstagram上でフォローやリポスト、ハッシュタグ機能を利用した投稿を条件に特典を配布する形が一般的です。
無作為に当選者を決める方法が一般的ですが、ツールを利用した「インスタントウィン」という即時抽選を行う方法があります。参加率アップに役立ちますが、実行できるツールを利用しないと実施できません。
キャンペーンを実施した後は、応募者数やどのような層にアピールできたのかといった点を分析して効果測定を行いましょう。予算やキャンペーン内容を修正して広告効果を高めていくことが重要です。
以下のSNSプレゼント企画の注意点を解説します。
それぞれについて解説します。
Instagramのプレゼント企画では、以下のガイドラインの順守が重要です。
プロモーションガイドライン:コンテスト、懸賞などのためにInstagramを利用する場合のガイドラインです。キャンペーンを行う際は必ず見ておきましょう。
コミュニティガイドライン:Instagramを利用する上での一般的なガイドラインが記載されたページ。投稿の帰属や促し方に関する記載があるので確認が必要です。
詳しくは以下の公式HPの各リンクを確認してみてください。
Xでのプレゼント企画の際に、以下のルールを定めることが重要です。
・複数アカウントの使用を禁止する
・同じツイートを繰り返し投稿をさせない
・投稿に必ず「@ユーザー名」と記載する
・ツイート内容とハッシュタグを関連させるよう推奨する
上記の点をルールに組み込むことで、応募ツイートの抽出がしやすくなりキャンペーン効果が高まります。また鍵アカウントは無効にする、引用RTは運営に支障をきたすため抽選の対象外にすることも重要です。
Xも公式HPのガイドラインも確認が必要なため、以下のリンクより確認してみてください。
InstagramとXのプレゼント企画の成功事例をそれぞれ紹介します。
日清食品ではXのリポストキャンペーンを実施。
<応募条件>
・@ramenyokocyo_cpをフォロー、対象ツイートをRT
<プレゼント内容>
・日清の冷凍ラーメン詰め合わせセット
株式会社ユニクロでは、Xのリポストキャンペーンが実施。
<応募条件>
・@UNIQLO_JPをフォロー、キャンペーン投稿のリポスト
<プレゼント内容>
・ユニクロギフトカード10,000円分を10名にプレゼント
株式会社資生堂では「赤い実の美容液プレゼントキャンペーン」が実施。
<応募条件>
・ベネフィークの公式Twitter( @benefique_jp )またはInstagram( @benefique.official )アカウントをフォローする
・ベネフィーク セラムの写真と「#赤い実のはじまり」をつけて、ベネフィーク セラムの香りやテクスチャーの感想を投稿する
<プレゼント内容>
・ベネフィークのスキンケア現品セット
・特製サイズセット
SNSプレゼント企画を利用すればユーザーとの親密度が高まり、優良顧客になる可能性が高まります。実施する際は実施目的や効果測定を行いPR効果を高めることが重要です。またSNSごとに規約が定められているので、紹介したリンクから確認しておきましょう。販促施策を検討している事業者の方は、この記事を参考にSNSプレゼント企画を実施してみてください。