Instagram集客を成功させるための以下のポイントについて解説します。
無差別な訴求は、ユーザーに刺さりづらいです。そのため、どのような層に訴求していくのかを決めてアカウントを作成し、質の高い投稿を心がけることが重要です。
ターゲット層を絞って、充実した内容の投稿を行いましょう。
プロフィール内容が薄いと離脱につながるため、内容を充実させましょう。プロフィールの充実を図るために以下のことを実施すると効果的です。
改行や「・」を使用して視認性を上げることが重要です。空白はデバイスによって見にくくなるため避けましょう。
以下自己紹介の記入例です。
○○にあるアパレルショップです!随時在庫更新中!
○○系や○○系に人気の洋服やアクセサリーを豊富に取り揃えています!
取り扱いブランド
・○○
・□□
・△△
改行や記号を使って、一目で内容がわかるようにしましょう。
UGC(User Generated Contents)とはユーザーが自発的に作成したコンテンツのことで、企業が発信する投稿より信頼性が高いとされています。自社アカウントに関連したUGCを生み出すことがアカウントの価値を高めるために重要です。
例として「指定したハッシュタグを付けて投稿すれば、公式アカウントから投稿を紹介する」といった文言を記載するといった方法があります。
ハイライトとは24時間で消えてしまうストーリーズを保存しておける機能のことです。魅力的なストーリーズをいつでも見られるようにして、プロフィールの情報量を増やせます。
ストーリーズは日常生活の発信が投稿される傾向にあり、アカウントの特徴を知らせることが可能。アカウントの特徴や雰囲気を知ってもらうために、過去のストーリーズをハイライトという形で保存しておくとアカウントの理解度が高まります。
絵文字やテキストの使い方を統一して、投稿内容にあったデザインのプロフィールにすることも重要です。具体例については後ほど紹介します。
Instagramのアルゴリズムは「いいね」や「保存」されたコンテンツを利用して、ユーザーが興味を持つであろう新しい投稿を表示します。(※)
ユーザーがある投稿を保存したりいいねしたりすると、関連する投稿や商品やサービスにも興味があると判断され、発見タブに表示される仕組みです。
価値のある投稿を増やすことで、商品やサービスの認知度を高める効果が期待できます。
フォロワー数が多く知名度があるインフルエンサーに宣伝を依頼をすれば、これまで情報が届いていなかった層へ向けてアピールできます。短期間でリーチ数を増やしたい場合に有効な手段です。
インフルエンサーへの依頼は、アカウントに連絡先が明記されていることが一般的なので、指定された連絡先からコンタクトを取りましょう。
X(旧Twitter)やLINEといった他のSNSと紐づけることで、さまざま場所からの流入が期待できます。若年層をターゲットとする場合、若者のユーザー数が多いTikTokが効果的です。
商品やサービス名、キャッチフレーズを利用したハッシュタグは投稿の度に固定して使いましょう。フォロワーになったユーザーが、表示される投稿を繰り返して目にすることで親密度を増す効果が期待できます。
無関係なハッシュタグを過剰に利用すると、スパムとみなされてアルゴリズム上悪影響を与える恐れがあるため、投稿に応じて適切なハッシュタグを選定することが重要です。
アイテムの購入を求めているユーザーの動線を作るために、Instagramにあるショップ機能を利用しましょう。
ショップ機能の設定は下記の手順で実施しましょう。
インプレッションとは投稿が表示された回数のことで、アルゴリズムに影響を与える要素です。安定したインプレッションがあると有意義なアカウントと判断され、おすすめに表示されやすくなります。
投稿の間隔があくとインプレッションが下がってしまうため、可能であれば毎日投稿を行うのが理想的です。
エンゲージメント率とは、投稿を見たユーザの満足度合いを数値化したものです。
以下の式で算出可能です。
「エンゲージメント率」=「エンゲージメント数(※1)」/「インプレッション数(※2)」
(※1)エンゲージメント数:投稿への「いいね」や投稿の保存、コメントの数
(※2)インプレッション数:その投稿がファンやフォロワーの画面に閲覧された回数
エンゲージメント率はSNSにおけるマーケティングで活用されており、他社との比較にも利用できます。投稿の質を上げるためにエンゲージメント率の向上を目指していきましょう。
施策の実施だけではなく、どのくらい効果があったのか分析して検証を行いましょう。分析はビジネスアカウントなら「Instagramインサイト」という公式のツールが利用できます。
常に効果が出ているかエンゲージメント数やインプレッション数を集計して、新たな施策に活かすことが重要です。
Instagram集客には以下のメリットがあります。
それぞれについて解説していきます。
Instagram利用者の90%がブランドアカウントをフォロー(※)しており、企業から発信する情報が伝わりやすいプラットフォームといえます。
Instagramの動画視聴中に表示される広告について「好ましい」または「気にならない」と答えた調査対象者の割合が70%と高いのも企業にとって有利な状況です。
販促活動が行いやすく、ショップ機能で購買までの動線が確保されているため、Instagramはビジネスに向いているSNSといえます。
※"Instagram公式" 参照
画像中心のSNSであるInstagramは商品やサービスの内容を表現しやすく、ユーザーに訴求しやすいというメリットもあります。商品を視覚的に表現するためのツールとして適しています。
InstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)は3,300万人(※)に到達しており、多くのユーザーが利用しています。利用者が多いほど顧客は獲得しやすいため、ビジネスとしての利用価値は高いです。
※"Instagram公式X" 参照
Instagram集客の以下の事例を紹介します。
アパレルブランドGRL(グレイル)では、ユーザーの自主的な発信であるUGCを活用し、公式アカウントでリポストすることで、集客効果を狙っています。さらにショップ機能を利用して、購買への動線も設けておりInstagramの機能をうまく活用した事例です。
※"GRL 公式Instagram" はこちら
家具メーカーのニトリでは商品紹介の投稿画像に文字入れを行い、目に入りやすくする効果をねらっています。Canvaなどのツールで簡単に実施できるので、興味がある方は実施してみるのもいいでしょう。
※"ニトリ 公式Instagram" はこちら
北欧テイストの雑貨やアパレルを販売するショップのアカウントでは、投稿の色味を統一させ、アカウントホーム画面の統一化を行っています。ショップのコンセプトに合わせたSNS運用のお手本となる事例です。
※"北欧暮らしの道具店 公式Instagram" はこちら
Instagramを集客に活用するためには、ユーザーにとって役立つコンテンツを発信して、Instagramのアルゴリズムに有益なアカウントとして認められることが重要です。本記事で紹介したポイントを実践することで、統一感のあるユーザーファーストなアカウントを目指すことができます。
Instagramのフォロワー数を増加させ、商品やサービスの認知度を高め、効率よくコンバージョン率をアップさせましょう。