マルチチャネルキャンペーンとは、複数のチャネルを組み合わせて集客を行うことを指します。ここで言う「チャンネル」とは、集客のための媒体や経路のことです。複数のチャネルを活用することで顧客との接点が増え、売上や認知度の向上が期待できます。
マルチチャネルキャンペーンを展開する際には、企画の目的やターゲットに合った種類を選ぶことが重要です。以下に代表的な種類を挙げます。
顧客との接点を増やすマーケティング手法には、他に「クロスチャネル」や「オムニチャネル」があります。これらの手法では異なるチャンネルが連携して、統合的に機能します。一方「マルチチャンネル」では、各チャンネルが独立して運用されるのが特徴です。
マルチチャネルキャンペーンを実行する際、媒体の選定方法に決まりはありません。オンラインとオフラインの媒体を組み合わせることも可能です(例:実店舗とSNSなど)。また、複数のSNSを組み合わせたマルチチャネルキャンペーンも実施できます(例:InstagramとLINEなど)。
マルチチャネルキャンペーンのメリットとデメリットの両方を理解して、
それに基づき施策を行うべきかどうかを判断することが重要です。
・多様な顧客との接点が増える
マルチチャネルキャンペーンの最大のメリットは、多様なニーズを持つ顧客との接点が増えることです。例えば「地方に住んでいるため、実店舗に行けない」という方に対してECサイトの存在を知らせることで、新たな顧客を獲得するきっかけとなります。
・チャンネルの特性に合った訴求ができる
チャンネルにはそれぞれ特性があり、これを活かしてマルチチャンネルキャンペーンを展開することで、一人ひとりの見込み顧客に対して適切なアプローチが可能です。例えば、LINEの友だちを増やす施策を行いたい場合、ネットリテラシーの高い方にはSNSで情報を発信し、ご高齢者には実店舗で直接案内するといった方法があります。
・効果的なフォローができる
マルチチャネルキャンペーンでは、顧客がどの経路から入ってきたかを分析しやすいです。これにより、チャンネルごとの顧客ニーズに合ったフォローをすることで、ブランドに愛着を持つファンに育てることが可能となります。
・コストがかかりやすい
マルチチャネルキャンペーンのデメリットとして、単一のチャネルを利用したキャンペーンよりもコストがかかりやすいことが挙げられます。そのため、予算管理を綿密に行うことが重要です。
・仕組みが複雑になりやすい
マルチチャネルキャンペーンには、複数のチャネルを使用することで仕組みが複雑になりやすいというデメリットもあります。少人数でキャンペーンを展開する場合は、パートナー企業のリソースを活用することが重要です。
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マルチチャネルキャンペーンが、企業のマーケティング活動にどのように活かされているかを確認してみましょう。今回は「LINEと実店舗の事例」および「InstagramとLINEの事例」をご紹介します。
はじめにご紹介するのは、
実店舗のイベントとLINEの友だち登録を組み合わせたマルチチャネルキャンペーンです。
トキハ百貨店(大分県大分市)はLINEを活用した営業活動を展開するため、友だち登録者数を増やす必要がありました。しかし、この施策を進める上での課題として、顧客の年齢層が比較的高く、LINEに不慣れな方が多いという点がありました。
そこで計画したのが、以下の流れでLINEの友だち登録者数を増やす施策です。
複数回のキャンペーン実施により、トキハ百貨店の新規友だち登録者数は3,800名増加し、登録者数が計2万1,800名に達しました。(2023年10月末時点)
出典:Booster導入企業インタビュー『「インスタントウィン」を活用したリアルな抽選会で、LINE公式アカウントの友だち登録を増やす』
次にご紹介するのは、XとLINEを組み合わせた話題性の高いマルチチャネルキャンペーンの事例です。サントリーでは、新・新発売の「こだわり酒場のお茶サワー 伊右衛門」が30万名に1本当たる大型SNSキャンペーンを2024年11月26日から12月3日にかけて展開。
Xでの応募方法は、サントリー公式Xアカウントをフォローし、「#こだわり酒場のお茶サワー #こだわり衛門」のついたポストに表示される選択肢を選ぶという流れです。
また、LINEの応募方法は、LINE公式アカウントを友だち追加し、同アカウントのトーク画面のキャンペーン告知をタップすると表示される選択肢を選ぶという流れです。
当選人数30万名というインパクトもあり話題性が高く、キャンペーン中のリポスト数は、約2万となっています。この事例のように、商品の新発売やリニューアルを記念して、SNSのマルチチャネルキャンペーンを実施するのも効果的です。
ここでご紹介した事例以外に「InstagramとLINE」や「XとInstagram」のように、複数のSNSを組み合わせたマルチチャネルキャンペーンも可能です。
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これからSNSを活用してマルチチャネルキャンペーンを展開したい方には、Boosterをおすすめします。
SNSキャンペーンツール「Booster」は、幅広い業種のマルチチャネルキャンペーンで利用されてきました。例えば、このコラムでご紹介したトキハ百貨店の事例もBoosterを利用したものです。国内でユーザ数の多い以下のSNSに対応しているため、顧客との接点を効率的に増やすことが可能です。
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